中田医院

岡崎市矢作町北河原の内科,消化器科,小児科 中田医院

〒444-0943 愛知県岡崎市矢作町北河原10
TEL 0564-31-2728

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過敏性腸症候群

小中学生からすでに始まっている過敏性腸症候群(腹痛・下痢・便秘)の治療を積極的に行っています。
近年、検査をしても異常を発見できない機能性の疾患で「便通異常」に悩む人が急増しています。もちろん、検査をしても異常がないわけですから、癌も潰瘍もポリープもありません。

この機能性の病気は、過敏性腸症候群と呼ばれていますが、突然の腹痛と便意のために、バス・電車旅行のみならず、毎日の通勤にも不安・恐怖を感じている人もみられます。最近では、腹痛、腹鳴、便通異常で不登校になる子供も多くなっています。そのような人は、腎不全で血液透析(週3回の通院で、各々4~5時間要します)を受けている患者以上にストレスを感じているという調査結果もあるほどです。
腹痛や下痢を伴わない「機能性便秘」も、特に女性を中心に増えています。原因としては、何といっても「ストレス」の増加が一番ですが、肉体労働をしなくなった生活スタイルの変化や、過剰に健康に注意する風潮なども関係していると思われます。

胃腸は単なる食物の通過器官ではありません。胃腸には、脳の神経細胞と同じ神経細胞がほぼ同じ数だけ存在して、脳とネットワークを作り、一体化しています。その為に、ストレスの増加により便通異常が起こったり、腸管の知覚過敏による腹痛が起こるわけです。

快食、快便、快眠は、人間の健康的な生活にとって大変重要なことです。
快適な排便を行うためには、大腸が十分な蠕動運動を起こすことが必要です。そのためには、食物繊維を十分に摂取すること、汗ばむくらいの適量の運動が有効です。あとは、ストレスを溜めないこと。そのためには、なにごとも百パーセントを求めないで、七十五点で満足する「七十五点主義」がお勧めです。

「機能性」の病気ですが、決して「気のせい」ではありません。
この病気の方は病識(自分が病気であるという認識)の乏しい方も多いようです。症状が何年も続いていても命にかかわる病気ではないため、「こんなものだ」とあきらめていて、医療機関に受診して治療を受けようと考えつかないわけです。
最近は、過敏性腸症候群の良い薬も発売されていますので、一度試してみたらいかかでしょうか。