中田医院

岡崎市矢作町北河原の内科,消化器科,小児科 中田医院

〒444-0943 愛知県岡崎市矢作町北河原10
TEL 0564-31-2728

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C型慢性肝炎のインターフェロン治療

C型慢性肝炎のインターフェロン療法を積極的に行っています。
我が国の慢性肝疾患の70~80%はC型肝炎ウイルス(HCV)が関与しており、HCV持続感染者数は約150~200万人といわれています。
HCVは主に血液を介して感染しますが、感染経路としては、輸血、血液製剤、汚染された針、透析、薬物常用者の注射器のまわし打ち、刺青などがあります。

肝臓は「沈黙の臓器」と言われているように、慢性肝炎の状態ではほとんど症状がありません。検診や人間ドックでの採血検査で、肝機能が高いとかHCV抗体陽性といわれて、初めて診断がつくわけです。

C型慢性肝炎は自然治癒することはきわめてまれであり、持続する肝細胞の壊死・炎症により、一般的には初感染から約20~30年の経過で肝硬変に進展し、肝硬変に進展した場合は、年率6~7%で肝がんが発生します。
また、C型慢性肝炎のこわいところは、肝機能が正常もしくは正常に近くても(GPTが30~40程度)、肝炎が進展していく人が多いということです。

この慢性肝炎から、肝硬変、肝がんへの進展を阻止する、現時点における最も有力な治療がインターフェロン治療です。
治療は、半年から一年(場合により、一年半)の長丁場になりますが、よく効くタイプでは90%、難治性のタイプでも50%の著効率が得られています。
これだけの率で、体の中のC型肝炎ウイルスが消滅、言いかえればC型肝炎が治るわけです。

残念ながら、インターフェロン治療後にもC型肝炎ウイルスが残ってしまった場合でも、発がん抑制効果が認められ、治療のメリットは確実に残っています。
治療してもまったくむだだったということはありません。
また、再度のインターフェロン治療という手も残されています。

インターフェロン治療に伴う副作用については、ご心配な方も多いと思います。間質性肺炎、うつ病をはじめ、インフルエンザ様症状、消化器症状、皮膚症状、甲状腺機能異常、脳血管障害、貧血、好中球減少、血小板減少等、いろいろ言われています。幸いにも当院では、副作用のために薬の減量、あるいは短期間の投薬中断をした方はいますが、治療を中止した方はいません。
インターフェロン治療は、減量しても中止さえしなければ、減量しないで治療を終えた人と同程度の効果が実証されています。
主治医として、これからも十二分に副作用に注意して治療にあたっていく所存です。

インターフェロン(皮下注射をします)は大変高価な薬ですので、医療費についてご心配な方もみえるかもしれません。薬価が大体一本2~3万円しますので、3割負担の方で毎週インターフェロン代だけで8~9千円かかります。
平成20年度からは公費によるインターフェロン治療の医療費助成制度ができていますので、ご利用をお勧めします。詳しくは、当院窓口にてご相談下さい。

当院では、原則外来にてインターフェロン治療をしています。
初めての治療導入も外来にて行います。
週に二日外来通院していただきますが、夕方6時30分まで診察をしていますから、その時間までに来院していただければ、通勤しながらでも治療は可能です。